痛風

痛風（つうふう：通風性関節炎）とは、風が吹いても痛いといわれる激痛を伴う病気です。

初期の症状として、血液の中の尿酸値が高い高尿酸血症があげられます。健康診断で尿酸値が高いですねといわれたら注意が必要です。この状態を放っておくと痛風の典型的な関節の痛みが起こります。

それは「痛みの中でも最強の痛み」と言われる強い痛みを伴います。

この痛みは数日以内に治まり全く症状がなくなります。しかし、不定期に再発することがあります。
逆に再発しなくなる人もいます。

この状態をそのまま放置しておくと慢性の痛風になることがあります。
年に何回かの周期で痛みがくるようだと慢性の痛風を心配するのと同時に、腎臓に障害を起こしているかもしれなく、継続的な治療が必要になります。
この病気は激痛を伴う表の部分と腎臓などの内臓への障害という裏の部分があります。

痛風は、急性、慢性、その中間期、そして、まだ、認識可能な症状があらわれない時期の４段階があります。
急性は１つないしいくつかの突然の関節痛でしたが、慢性期には、耳たぶ、指、ひじなどに痛風結節とよばれるこぶが見られるようになります。

さらに、病気が進むと周期的な発作による関節の変形や可動の制限などの慢性症状があらわれ、腎不全や尿毒症を引き起こします。

また、ここが大事（このサイトとして）なのですが、痛風になる人のほとんどが男性であるということである。

最近は、女性（閉経後）にも増えてきたということですが、患者の９９％が男性でしかも美食家、大酒家が多いということである。
もともと男性の方が女性より血液中の尿酸機が高く、女性ホルモンには尿酸値をさげる効果があります。
そのうえ、男性の場合、尿酸値を上げやすい要素がたくさんあります。接待や飲み会によるお酒の飲みすぎ、食べ過ぎ、過度のストレス、肥満などは尿酸値を高くします。
学生時代激しいスポーツをしていた人や現在している人も痛風にかかりやすくなります。それは、筋肉を激しく使うため、新陳代謝が活発になり尿酸がたくさん作られること、筋肉疲労によって生じる老廃物が尿酸の排泄を抑制してしまうということの２点が挙げられます。
また、家族に痛風患者がいると、発病の確率が高くなります。これは、痛風にかかりやすい体質が遺伝するからである。

痛風発作の原因は尿酸という物質です。人の体の中には尿酸が一定の量あって、血液などに溶けて循環しおしっことして排出されます。ところが、何らかの原因で血液中の尿酸の濃度が上昇して飽和濃度を越えると、からだの中に貯められます。溶けなくなった尿酸はいろいろなところに結晶を作ります。痛風発作は、この塊に対してからだの防御機構である白血球が反応し、攻撃する時に起こります。（尿酸は血液１００ｍｌ中に６ｍｇまでは溶けます。それ以上に増えると溶けきれず、尿酸塩の結晶となって血液と一緒に体内を回ります。）

腎臓には尿酸が溜まりやすく、痛風発作のある人は腎機能に注意が必要です。また、この痛風は心筋梗塞や、脳血管障害などの生命を脅かす成人病を合併する割合が高いです。

尿酸はプリン体というものの老廃物である。プリン体をたくさん摂取しなければいいのですが、なかなかうまくいかないので食事の量を制限するのが良いみたいです。アルコールの中にはプリン体を多く含むものがあるので飲酒には注意が必要である。特にビール好きにはいたい言葉のようです。

オンライン痛風クリニック ■ 【オンライン痛風クリニック】　財団法人　痛風研究会 痛風についての全般について知ることができるサイトです。

痛風と食事 ■ 【ＮＵＴＲＩＴＩＯＮ】　栄養士 栄養士が疾患ごとに栄養・食事療法を解説しているサイトです。 痛風以外の病気と食事についても書かれています。

プリン体と人体の関係について ■ 【キリンウェブサイト】　キリンビール株式会社 飲料メーカーからの視点でプリン体が書かれています。ビール好きは必読です。